2019年9月30日月曜日

自分の声を、握り締めるな


私は、まだ、人に触れたことの無い「風」である。





これからを、そう初心に秘めながら

明日を歩む。


















「あなた、自分の声をずっと握りしめて来たんだと思う。

 あなたの声、もっと外に、周りの人に出して良いんだよ。」


声って、本来、そう言うものだからね。






私は最近、15年ぶりに本格的なヴォイストレーニングを再開した。

(以前はConservatoire de Bagneux
バニュー市立音楽院の声楽科で3年程学んだ)




何故、ヴォイストレーニングを再開したかと言うと

今年の5月あたりに、ふと、目にした音楽オーディションに応募をして
合格したから。

ある有名な音楽プロデューサーが1曲、私のために曲を提供して下さり
ゆくゆくは、その歌を私が歌い
カラオケのJOYSOUND(ジョイサウンド)にも入り
何社かインターネット配信もして下さる。
レコーディングなども。


その準備の為の、本格的なヴォイストレーニングだ。





もう私は、受かるとも受からないとも、どちらも思っていない。
ただ、いつも全身全霊の精一杯。
それでダメなら仕方ない。ご縁が無かったと。




そのオーディションは、履歴書は必要なかった。
有名なプロデューサーや、音楽家の前で「アカペラ」で1曲歌うのみ。
その他、簡単な質問がある。




私は5年前から歌い出した「Over the Rainbow」をフランス語で歌った。
(発売している4枚目のCDにも入っている)

それしか、アカペラの持ち曲が無かったのと
子供の頃から「オズの魔法使い」が大好きだったから。





もうコンクールも、オーディションも興味がない。





それに、それどころでは....それどころでは無い気がした。
生きて行くので精一杯で。





ただ、視界に入った
このオーディションを、何故だか....受けようと思った。








私は自分の、人生を変えたかった。
もがくばかりで、1年1年と減りゆく寿命を
惜しんでいた気がする。






それでも、自分を信じていたし
挑戦し続けたいと

もがけば、もがく程に
吹き出す「泡」に人知れず、その強い思いを入れていた。




















「自分の声を握りしめるな、もっと楽に外に出して良い。」




新しい先生は、そう言ってくれた。

素直にそうしたい。





まだ、人に触れたことの無い、風のように
新たな風道を、初心と共に
私は飛んでゆくのです。










このオーディション合格のご報告は
SNS(INSTAGRAM、特にFacebook )で今迄で1番の大きな反響があり
沢山のメッセージやコメントを
本当に有難うございました。




いつも陰ながら支えて下さり、応援して下さる皆様に
限りない

心を込めて。







Le son de la Mer 海音