2019年1月13日日曜日

僕は花になった




   
            





フランスの、その時代の女性といえば

作家のコレット、デザイナーのシャネル、画家のマリー ローランサンだ。




この3人は本当に美しい強さと
強靭な精神と
誰も宿すことが出来ないセンスに、今も満ち溢れていると感じる。





マリー ローランサンは「色の魔術師」と呼ばれ
「音の魔術師」と呼ばれたラヴェルやリストを思い出し
楽しい気分になる。




パリにいた頃にローランサンを知り
シャネルと同じくらいに好きになった「女性」だ。



ローランサンはシャネルとも友好関係があったが
シャネルの愛犬とアンニュイな顔のシャネルを作品にして
プレゼントした所、シャネルはその絵が酷く気に入らず
ローランサンに返したのだが

私はその絵が大好きで 笑
そういうエピソードを踏まえると
シャネルのこともローランサンのことも、より好きになった。



そしてなんと言ってもローランサンは
時代を代表する、かの有名な詩人「アポリネール」の恋人であり
アポリネールの母からプレゼントで貰ったギターを
彼と別れても一生、絵に描き続けている所が
何とも言えない愛を感じて、やまない。


(アポリネールはイタリア系ポーランド人の詩人、作家。
シュールレアリズムと言う言葉を生み出させた本人)

安曇野に以前あった個人所有のマリーローランサンの美術館は無くなり
現在は都内のホテルニューオータニのガーデンコートに移っていたが
明日で終了し、ニューオータニが所有するそうだが
今後の公開は未定なのだそうだ。


少し寂しいと思う。





さて、前置きが長くなったが
今日は何を綴りたいかと言いますと


「ふざけないで欲しい。ふざけるな。」です。








先日思いがけなくサプライズに花束を頂きました。
漆黒の中に私をイメージしたブーケなのです。


感激して喜ばない筈がありません。
こんなサプライズ、粋過ぎて非常に幸せな気持ちになりました。



日本だとあまり男性からブーケのプレゼントはありませんし
前回、頂いた時は安曇野にあるワサビ大農園の館長さんの
濱さんからワサビのお花のブーケでした。

この様な粋な男性が本当に素敵だなと感激してしまいます。























私は
女性は皆、お花だと思っております故に
思うことは多々御座います。


それに「女性」みんな「自分を花」だと思って良いのです。
もしくは「自分だったらこんな花になりたい、好き」だけでも。




ローランサンの絵は人生の波を超えて
成熟していくに連れて
描く女性が皆違う花の様に観えます。




独特な色彩で、微妙なニュアンスがあり
皆、女性は違います。


私自身も「どうしようもない程の微妙な灰色(グレー)に
にわか雨が降りそうな水色や、曙色が混じったお色」が好き。

その時にしか見れない雲の色、太陽の光線、月の陰り。
その様な人であり芸術家であり女性で佇んでいたいと思います。







このブログを読んで下さるあなたが、もし、女性であるならば
あなたは自分を例えると、どの様なお花でしょうか?


どの様なお色を、その花は纏っているでしょうか?

風に揺れているのか、太陽に向かっているのか、雨に濡れているのか






または、月光にまどろんでいるのか







枯れているのか。











では、あなたのアイシャドゥは何色ですか?

ご自分にとても良く似合うお色をご存知ですか?


好きなお花は何でしょうか?

あなたにとって、美しいそのお花を
ご自分にプレゼントしませんか?



男性でしたら

奥様や、恋人や、女友達に
彼女をイメージしたお花を喜びに満ちてプレゼントしませんか?

もしくは、ご自分のお部屋に
美しい女性をイメージした、心地よいお花を飾りませんか?






何を言いたいかと言いますと

「あなた、今、自分の気持ちや、自分を知っているか?
自分を愛し、自分を大切にしているか?」と今日のブログの叫びです 笑




己のことも知らずして
前には進めません。




歳だから?

外見に自身ないから?

結婚していないから?

お金ないから?

時間ないから?

子供いるから?

田舎者だから?







キリがない言い訳を言う人の前から
私は立ち去る様にしています。

ご自分にブロックをかけており
言い訳にしている。



上の〜だからは全て、実は私にも当てはまることなのです。



ただ、自分の音楽だけは強く信じておりましたから
そこから全てが解消へ向かいました。




シンプルですね。






初めて日本の大きなシャンソンコンクールのファイナルに
出場した際に、覚えていて下さった方が多く
良い意味でも、悪い意味でも批評を数多く頂きました。

その中で、どう私の当時のメールアドレスを知ったのか
横浜で活躍している、あるシャンソン歌手の方からメッセージを頂き
驚いたことを今でも覚えております。


当時、私は20代前半でパリでまだシャンソンの修行中でしたが






「千葉さんの様にパリに行き、パリでシャンソンを学んだら
簡単にシャンソンなんて歌える様になれるんだったら
私もパリに行きたいくらいです。私にだって歌える様になりますよね?
どうせ、私は日本で歌ってますよ」と。




良く意味がわかりませんので、二度見しました。
私よりもずっと年上の歌手の方ですが。



お返事は返しませんでした。






私にとっては、美しくない花なのです。これは。






どうせ、とか言っているうちは何歳になっても
ノーコメントか立ち去る対象です。





自分という花を、どう美しく見せるか、どう咲かせるか。
そこだけではないでしょうか。




それで「いとも簡単に」そうなれるのならば
それで良しと思いますが
ほぼ、それはないでしょうね。





シャンソンをパリで学びたければ、学べばいいのです。

ハイヒールに挑戦をしたければ、何歳になっても挑戦すればいいのです。




ただ、そこには「甘え」は必要なく論外ですから
多くを工面して
師に出逢い
切磋琢磨する。




それ以外「道」はありません。




どうせ〜だから、のうちは、墓場まで変わらない人生です。

私はそういう方とお付き合いしたくないだけです。







今日のあなたのアイシャドゥは何色ですか?


私はいつも青みがかったローズか
青みがかった赤か
青みがかった灰色が好きです。



それが、似合っていると知っているからです。








今日も読んで下さいまして
どうも有難うございます。




Amitié






Le son de la Mer
海音






追伸「僕は花になった」はレコーディングはしておりませんが
10年ほど前にパリで作曲した自作曲のタイトルです。





          娘へのプレゼントに購入した本。
          大判ですので見応えがありそうです^^