2019年1月7日月曜日

ハイヒールで美しくなる









最近はめっきりペタンコ靴やバレリーナを履くことをやめた。



全く物足りないし、何も意識をしないで歩くことは
非常に怠惰な気持ちになる。

上手く言えないがハイヒールを履くと「キリッ」となる。



特に演奏家としていつも腹筋を鍛えたい日常なので
ハイヒールを履くと同時に腹筋まで磨けるのは
他のメリットも踏まえると一石十鳥くらいなるのではないか。


ここでメリット、と書いたが、反対にデメリットはあるのか?

答えはNonです。




巷では腰痛を招く、足が痛くなる、ヒールが高い為転びやすい...etc
ハイヒールにまつわる多くの良くないレッテルが貼られているが

断言するとハイヒールはそういうものではない。


反対にその症状を改善してくれるものである。


要は「正しい歩き方」を知らないと、そうなるのである。






ASAMIさんのハイヒールレッスンを受講し始めてから
自分が良かったなと思うことを3ヶ月間のことを思い出して
ピックアップしてみようと思います。

(順番は重要ではありません)


1. 腹筋、背筋が強化されお腹と背中が確実に頑丈に引き締まった。

私はお酒を飲むので歳を重ねるほどに蓄積されてゆく脂肪に
恐れをなしていたが....ハイヒールのレッスンを受けてから
お気に入りのワンピースもジーンズも出産前のものを
以前よりスルリと着る事が出来ている。
女性としてこんなに嬉しいことはない。




2.足の(脚)の形が変わった。

ハイヒールレッスンでは足裏の親指の根本にある「母指球」と
足の内側の筋肉を至極強化意識する為
足の内側により隙間が出来た。





3.足が浮腫まなくなった。

ピアノに向かうと足が浮腫み、またはお酒を飲んだ翌日も
足が以前は浮腫んでいたが
最近は朝起きてもキリッとした足である。





4. 見られたり、声を掛けられる事が増えた。

これは紛れもなく確実にそう感じます。これは面白く
ハイヒールを履く際は自分に意識を非常に向けるが
(母指球に体重を乗せる事、足さばき、足の甲を伸ばす
足の内側の筋肉を意識、腹筋を引き上げる、デコルテを開く
頭をプッシュする、目線を上げるetc)
そうしながら歩いていると
他の方からの視線をより以前より感じる。

そうして歩いている方の方が少ないからでしょうか?
「猫背、膝を曲げて歩く、携帯電話を見ながら歩く、
靴の音を立てて歩く方が多い日本」では反対に目立つのでしょうね。






5.姿勢が良くなった。

ピアノを弾いたり、書道を幼少期から長時間やっている私の癖は
猫背だったので、姿勢が悪いと色々な方に言われ続けた人生から
卒業する事が出来た。

今は立っていても、座っていても猫背でいる事が気持ち悪いです。
もしくは
どうしようもなく疲れている際に無意識で猫背になっていると
すかさずに「あっ、猫背になっている」と思い姿勢を正します。

以前でしたら「気づく」こともなく...
うつらうつらと過ごしていたので。



「今よりも歳が若くても、老けた姿勢をしていた」と断言できる。






6.所作がより引き立つようになった。

元々、お所作は好きですが姿勢が良くなり
ハイヒールで歩く日常になったら所作もより映えるようになった。

女性は鮮やか、彩どりがある方が華があると思いますので
「姿勢というものは全てに繋がってるいる」と
感じずにはいられません。




7.顔まわりがすっきりしてきた

やはりこれも猫背とは反対に「頭」をプッシュしながら
生活しているので、首の筋肉も常に鍛えられ
デコルテもすっきりします。



8.選ぶお洋服が変わって来た

ASAMIさんが仰るようにタートルネックで
首やデコルテを隠さないこと。

いつも自分の足を意識できるようにスカートを履くこと
要は「自分を隠さないこと」は身体への意識しかり
自分の心にも向き合える大きなチャンスです。

今、現在、自分がどのような姿勢をしているのか
即座にわかる服装が良いですね。

デコルテが美しく見える、二の腕が見える
ウエストラインがわかる、脚のラインがわかる、etc.




9.ハイヒールを履いてピアノに向かうとより腹筋が使えるようになった

ハイヒールを履かずにペタンコ靴でピアノに向かうのと
ハイヒールを履いてピアノに向かうのでは天と地の差で違います。

何が大きく違うのかと言うと
ハイヒールを履いて弾き語りをすると自然に腹筋を使うので
上半身が持ち上がり姿勢が正され
声もより張りのあるものとなっている。

これは私自身の体で実証済みなので
是非、ピアノ演奏をされる方には試して頂きたい想いがある。





10.自分を非常に客観視出来る様になった

何かをやりながらでも並行して「今の自分はどうか?」と
自分に尋ねる事が出来るようになった。





11. 人の態度が違う

よっぽどではない限り、お粗末な態度を取られることは無いが
(ホテルやレストランのレセプションご案内の際など)

ハイヒールを履き、姿勢良く「人」と接すると
より、あちら側のして下さる(ご提供して下さる)ご対応が違う。






12. 目に潤いをプレゼントする貢献が出来る

私自身もそうですが、男性でも女性でも
美しい姿勢で、清楚で、上を向いたまなざしがそこにあるのならば
そう言う方が自分の視界に入ると、心が気持ち良くなり
凛とします。

特にそれに加えて女性はハイヒールを美しく履いている姿は
より心が踊るのも確かであり

美しい姿勢で、ハイヒールを美しく履いている女性は
元気と希望と、心が温かくなります。
心が豊かになります。


「美しい姿勢、美しい歩き方である女性」は
その姿だけでも十分に心へのプレゼントになります。





13. 着膨れしない、すっきりとした女性になれる


ハイヒールを正しい歩き方で履くと
筋肉を使いながら、体全体を駆使して歩くため
そんなに着込まずとも、自家発電で体がポカポカになって来る。

ペタンコ靴を履きながら「寒い、寒い。」と
小走りで猫背になって歩くよりも


ゆっくりと身体を正しく使いながらハイヒールで歩くのは
非常にエレガンスであり、急がずして体がジワジワと温まって来る。




14. 健康になる

ハイヒールを履いて歩く際に

足裏筋肉、腹筋、足の内側筋肉、膝裏をよく伸ばす
骨盤の正しい位置への誘導
お尻の筋肉、腹筋、デコルテを開く、肩甲骨への意識
頭をプッシュする、目線を上げる、

人は上を見ると心も広く快活になり
丸まった身体はしなやかに伸びて行く

まるで草花が生き生きと太陽に向いている様な姿だ。




これは本当にハイヒールの語り尽くせない恩恵である。






この3ヶ月間でこれだけ(これ以上に)感じる事があるのは
なんと素晴らしいことかと嘆きたくなります。


色々まだまだな箇所は私自身も多くあるのですが
根気強く努力を重ねて行きます。





この世に「美しい」「普通」「醜い」の3選択があるならば
間違いなく「美しい」と自分は選ぶだろう。

普通でいいや、なぞ「生ぬるい感覚や、選択」はしない。

しかし「美」は「粋」と同じで
計算された、秘められた、ものがある。

それ無くして「その表現」はあり得ない。

それは音楽でも同じだ。


ショパンをショパンの意図とした解釈を尊敬しながら
自分の霊感やセンス、技巧を駆使して
やっとコンサートなどの人前で披露出来るまでになるのは
何十時間では、はっきり言うと無理だ。

何百時間、何千時間と言う
自分の人生の時間を紡ぎ上げて来た結果の
結晶であり、美しさや煌びやかさが、初めて生まれる。


それは「姿勢」「ハイヒールで美しく歩く」ことも
全て同じで共鳴することだ。






今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


Le son de la Mer
海音






               実家の庭雪と紫式部