2018年10月1日月曜日

わたしの物語



例えば、健康な身体ではないと何も出来ないと言うが

健康な身体でも「心」を無視して働き続けたり、嘘の微笑みを繰り返せば

病んでゆくだろう。





この5年間と少し、わたしは全くそのよふで、疲れてしまったのだ。



だから生き方を変えたのだ。





元々書道の家に生まれ物心着く以前より芸術の世界に身をおき

表現することが全てであり
美しいと思う己の独特の感性を死守して来た。

耽美、退廃美はわたしを作り上げたと言っても過言ではないだろう。





しかし先ほどにも綴ったよふに
母国に戻って来てから、疲れてしまったのだ。



我慢ばかりして来た結果、心身ともに。








私はこのブログが好きだ。

2009年からパリで綴っていたのがこのブログスポットだったこともあり
シンプルでスッキリしていて良い。



ASAMI  PARIS  代表ASAMIさんのご助言で
久しぶりにブログを作る楽しみが増え


Radio Classique(フランス語のラジオ番組の一つ)を静かに流しながら
ブログを綴る。




昔のパリの生活と全く同じで
懐かしい馨がどこからか漂よってくる気がする。



しかしあの頃の独身時代も16区のアパルトマンも、
友人も当時の恋人も師匠も

どこかへ旅立ってしまった。




厭、わたしも旅立ったのだ。




昔のことは自分の名もない、のっぺらな墓の前で夜な夜な
一人で踊っているに等しい。

拍手をしてくれるのはカラスと墓場の看守だけだ。



(パリの雨糸譜はそれでも気に入っているブログであるので残してある)





これから綴ってゆこうか。
「美」と「わたし」がどう生きたいか?


「ハイヒール」とともに。


その美とはなんぞや。








はっきり言うと日本にいて心狭苦しくなる。
それは今に始まったことではなく
小学の頃からどうやって今の環境から飛び出そうか考えていた。



逃げることも、卒業することも、離れることも、辞めることも悪くない。




だからわたしはいつも「風」のように「猫」のように気まぐれでいる。
どこの国にも人にも道にも所属しない。




戻ってくる場所は誰のところでもなく




自分といふ「芯」であり「軸の鼓動」であれば良いと思っている。






あなたに心の奥からの感謝、そして友愛を込めて。

Je vous remercie du fond du cœur et amitié.





〜⭐︎〜 

P.s-1 今日のお写真 愛猫のミロンガと。フランスから連れて来た16歳のムッシュ。