2019年2月9日土曜日
美しい理り(ことわり)
photo by 高木 亜麗
気持ち良い人々といると
気持ち良く、物事が進む。
気持ち良い自分でいると
色々な事が、自然に回り出す。
最終的には、そうではなかろうか?
自分にとり呼吸が合っていない時は
心も、体も苦しくなる。
それでも無理に行うと
ゆくゆくは、そう言う結果になる。
人間関係や物事は
全てそう出来ているのではなかろうか?
生まれてから、今日の日まで
何でも思い出してみると
全ての答えがそうだったように。
履くハイヒールをクリスチャン ルブタンに変えてから
色々変わりだした。
人間関係も、私も。
それってどう言うこと?
履く靴を変えただけで
人生が変わるのならば
この世の女性は皆、ハッピーになるのだろうか?
答えは
NOだ。
何故なら
猫背で、膝を曲げてルブタンを履いても
人生は変わらない。
シンデレラ靴は
ただ履くだけでは
何も変わらないのだ。
それにふさわしい、エネルギーが完全必須だ。
明らかにルブタンが放つハイヒールのエネルギーは
今まで感じた事が無いくらいのエネルギーだ。
それに見合ったエネルギー、またはそれ以上に
漲る精神が必要だ。
音楽に例えると
何千万円のスタウィンウェイに
美しいドレスを纏い
ピアノの前に座り
バッハの楽譜を置き
3日前から練習した覚束ない(おぼつかない)演奏を
誰でもすることは出来る。
しかし、そこに伴っているのは何であろうか?
輝かしいピアノと、煌びやかなドレスだけである。
良いシャンパーニュを口に含んでも
良き時間、良き相手でなければ
水に等しく
水道水以下だ。
余談だが
今夜は昨年、奮発して購入したソファーに寄りかかり
シャンパーニュを少し飲みながら
ゆったりとリラックスして、ブログを綴っている。
基本、私は一人が大好きで
その時間を死守しなければ
何にも出来ない。
娘との時間も、例えようの無い
至極大切な時間だが
それ以前に
孤独での練習、作業は
私自身を作り上げる貴重な時間なので
これも何にも代え難い。
話は戻すが
ハイヒールレッスンでルブタンを履くようになり
今まで使っていなかった筋肉を使うことにより
「心身の軸」がシンプルに強化され
心の洗濯、選択
体の洗濯、選択
この二つのインプットとアウトプットが凄まじい。
ルブタンで、ゆっくりと歩くと
真冬の気温の中で、体は発熱し、汗が流れてくる。
まさに、スポーツだ。
軸が段々と出来てくると
心の軸も強化され
今まで、心の中で片目を瞑っていたもの(我慢、違和感)
本来の自分らしく無いもの
自分の呼吸では無いもの
本当は手放したかったもの
それらが明白に見えて来て
自分はどう生きたいのか
彷徨うこと無く
心の手で、その思いを掴むことが出来る。
基本、私は演じることが上手な人間なので
(裏表では無い意味で、そうでなければ表現者は出来ない)
その場を凌ぐことが出来ても
やはりボロがいづれ、出てくるのだ。
そんなことになるのならば
とっとと
今までの己を捨て去るのが良い。
私は、いつから、こんなにも悲しくなった?
と責める前に。
ルブタンは私に転機をもたらした。
故に、昨年の今頃とは全く違う環境と、境遇と、私がいるからだ。
それはエネルギー(波動)が変わり
現実も変わったと言うことだ。
切磋琢磨しながらも
安らかに眠りに寄せて
美しい孤独に凭れかかることが出来るとは
私は人生で知らなかったからだ。
Amitié
Le son de la Mer
海音
朝目覚めの、視界。